永住権ビザ申請理由書の作成と書き方
永住権ビザの申請にあたっては、理由書の重要性が高くなります。外国人の状況を鑑みて、理由書の他、上申書・嘆願書等も併せて提出していきます。
永住ビザ理由書の作成にあたっては、入管法令の適合性を前提に、永住ビザの必要性、相当性、永住権の該当性、当該申請における問題点、当該外国人の資質などについて入管専門家の意見を主張していきます。
過去の入管に提出した申請書・添付資料などとの整合性が取れていない場合などにおいても理由書によって積極的に説明をしていく必要があります。
当事務所では、依頼者様にとって永住ビザの取得は一生に一度の事件であることを十分肝に銘じ、日々事件処理に取り組んでいます。
ただ、残念に思うのがこの理由書の重要性について軽々に考えている外国人の方が一部いらっしゃるという点であります。
永住権ビザ理由書は、理由書の雛形・文例等というものは無く、当該外国人の現在おかれている状況、資質等を十分に斟酌して入管専門家の意見を記載します。
入管担当者の見地に立って、永住ビザ申請理由書を作成するにあたり、どこに留意すべきか、どこに比重を置くべきか、置かないべきかを検討していきます。
作成した永住権ビザ申請理由書を入管担当者がそのまま書き写すことになる理由書を目指していきます。